この他、義務教育の期間、1年間のスケジュール、学費、またドイツ特有の教育の特徴があります。, 今回はドイツの教育制度がどのようなものか、資料や知人への聞き込みなど様々な情報を集め、日本との違いをまとめてみました。, ドイツには16の州があり、義務教育は州によって合計で9年間(6~15歳)のところと、10年間(6~16歳)のところがあります。, 6歳~10歳をGrundschule(グルンドシューレ)と呼ばれる小学校で過ごします。, 主にドイツ語、算数、生活、体育、図工、音楽さらに第二外国語として英語やフランス語などです。, ドイツではいちばん人気のコースで、大学に進学する為の資格試験(アビトゥーアAbitur)が受けられる8年制の学校です。, 人気なだけに競争率は高く、小学校卒業時の通信簿が日本でいう5段階評価の平均4.5以上の優秀な生徒でないと入学する事ができません。, 2つ目は、将来専門分野などで活躍したい学生が進学するレアルシュ-レ(Realschule)と呼ばれる実科学校です。, 勉強が苦手でも、専門大学に進み、手に職をつけてその道を極めたいという子どもが集まります。, ちなみに、レアルシュ-レでの成績が優秀だった場合は、ギムナジウムに転入することも可能です。, 3つ目は、日本で職業訓練校や専門学校にあたる、ハウプトシューレ(Hauptschule)と呼ばれる基幹学校になります。, 卒業すると修了証(日本での中学卒業資格)を授与され、ほとんどの卒業生がそのまま就職します。, なぜなら、休暇を大事にしているドイツでは、混雑を避けるために夏休みを州ごとにずらしているためです。, 長期休暇は春(イースター)に約3週間、夏に約2か月間、秋に約2週間、冬に約3週間と設けられており、日本よりもかなり休日が多い印象です。, 留学生であっても無料なので、ドイツ留学を考えている方にとっては、かなりありがたいシステムですよね。, ただし、ドイツの公立学校の教育の質が低いという理由で、ドイツの多くの州で私立学校への人気が高まっています。, 年間でおおよそ150~250万円ほどかかるらしく、公立の無料と比べるとかなりの格差を感じずにはいられません。, しかし、私立学校だからといって、全てが公立学校より優れているわけでは決してありません。, また、小学校に留年があるとは…、初めて私がこの事実を知ったときに、何とも厳しいところという印象を受けました。, ドイツの小学校は4年制で、修了後すぐに将来進むべき道を歩み始めなければなりません。, 日本の小学校は入学後6年で卒業し、たいていの子どもがそのまま地域の中学校へ進学します。, 3年間の中学校生活の中で少しずつ将来の職業を意識し始め、それに向けた高校を受験しますよね。, そして、高校に通いながら、卒業したら大学や専門学校などへの進学、または就職という選択をします。, つまり、日本では高校を卒業する18歳で多くの学生が進路を決めるのに対して、ドイツは10歳で決めなければならないのです。, しかも、ドイツでは一度進路を決めてしまうと、進路変更が難しいという問題もあります。, こんなに幼い子どもの時に、一生が決まってしまうことがあるというところに、ドイツのシビアさを感じました。, 授業についていけないと担任に判断された場合、保護者である親や子供本人の同意を得たうえで、留年となります。, 無理をして進級しても、かえって子どもの成長には悪影響ですから、親もそこまで否定的にはとらえないようです。, 飛び級とは、通常1つずつ学年が上がっていくところを、学年を飛ばして一気に2つ以上学年が上がることを言います。, ただ、あまり大きなメリットがないという理由で、ドイツでは飛び級制度を利用する子どもは少ないようです。, 他には、ギフテッドクラスといって、IQが極めて高い子どもを集めた授業をしている学校もあります。, ですから、スポーツ、音楽、芸術などを学びたい学生は、それぞれの家庭で習い事として通う必要があります。, 高学年になると午後の授業が始まるので、学食や売店、お弁当でお昼を済ませる子どももいます。, ドイツの学校は、8時前から始まるところが多く、午後の早い時間帯に授業が終わります。, 一方、ドイツでも公園で遊んだり、お友達の家に遊びに行ったりする子どもも当然見られます。, レゴ、カードゲーム、かくれんぼ、携帯ゲームなど、日本でもメジャーな遊びはドイツでも人気です。, ドイツでの定番遊びに、隠した鍋を見つけ「Topfschlagen(鍋たたき)」や、猫役が周りの子どもを笑わせる「Armer schwarzer Kater(哀れな黒猫)」というものがあります。, 日本では、放課後に公園などに行くと、顔見知りの子がいたり、そのうち知らない子どもも集まってきていつの間にか一緒に遊んでいたりします。, 私がドイツの教育制度を初めて知った時は、小学校卒業とともに、将来の進むべき道がある程度決まってしまう点、小学校でも留年してしまう点など、ドイツ教育って厳しいなと感じました。, 日本は早くても中学校卒業を卒業する15歳までは、進路を決めなくても良いのに、ドイツの子どもは10歳で進路が決まってしまうのですから…。, 習い事については、サッカー、水泳、ピアノが人気など日本と似ている点もありましたね。, このように、ドイツと日本の違いを比較するだけでも、色々と知ることができて楽しいですね。, もし、子どもを連れてドイツに住むことになったり、子どもが留学したいといってきた時に、参考にしていただけたら嬉しいです。, 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。. クラブ活動もほとんどないため、自分で勉強し、放課後は自分の好きな習い事をするような生活を送っています。, ギムナジウムの下校時間は14時半と比較的早めです。これは、ギムナジウムの生徒は家で自主的に勉強することが求められているため、と聞きました。塾のようなスタイルではないため、何を学ぶか、ということも自分で考えていく力が必要になります。与えられる勉強ではなく、自ら進んで学んでいく習慣をつけていきたいですね。, iolleyさんの他の記事も合わせてお読みください。 【ドイツ留学】ドイツの大学での授業形式|Good Time Germany 2019年12月28日 […] ドイツの大学の特徴については「【ドイツ留学】日本とどう違う?ドイツの大学 6つの特徴」で紹介したので、今回は大学での授業形式について解説します。 […] 返信する ドイツ、ベルリン、ギムナジウム、理数系重点校、説明会、体験入学、シュリットディトリッヒ桃子 ... 元・学生パパがみたドイツ育児 (6) 産科医の海外留学・出産・子育て記 (9) マウイのドゥーラ (4) 双子の … ・テストは鉛筆禁止!~文房具店からみるドイツの教育~ ・ドイツ人の食生活から学ぶこと、考えさせられること この記事では、ドイツ留学中に通っていた学校についてです。交換留学生として、「現地の高校へ通う」ことが決められていました。もちろんドイツ語未経験で飛び込み!ドイツのギムナジウムシューレと日本の学校の違いを実感した日々をお伝えします。, ドイツの教育制度は、日本と異なる点が多々あります。ギムナジウムは、基本的には大学進学のための試験を受けるために必要な教育を受ける学校です。ドイツでは、日本よりはもっと明確に、学校が区分されていて、就職を目指す、または芸術分野を学ぶ、大学進学を目指す、などにより通うべき学校が異なり、中高生の段階で学校を選びます。, 私の場合は、交換留学生は基本的にはギムナジウムシューレに通うことになっていました。ギムナジウムでは、小学校から高校まで一貫校となっていました。クラスの人数も20人いない程度の少数のクラスです。私はホストチェンジにより、高校も転校したのですが、学生の雰囲気は違うものの、システムそのものは同じようでした。, 何より、最初の4か月は何を言っているのかさっぱり分からない状態・・・・。なので、自分が出来そうな体育、音楽、美術や数学、また何となく先生が優しそう&日本人としての留学生に興味を持ってくれてそうな先生の科目は分からないなりに宿題をやってみたりしてました。, 授業スタイルは、座席もコの字型で進みます。知識を学ぶ内容の時は、日本と同じように先生の講義ですが、ディスカッションスタイムがとても多いという印象でした。手を挙げる時は、皆人差し指をぴっと立てるようにします。「答え‐理由」という意見の伝え方が、新鮮にも感じました。, 成績に関しては、全てではないですが、先生によっては「1~6」段階で、皆に発表されることもありました。ドイツでは「1」が最も良く、私の場合も、音楽と美術、算数は「1」が取れました^^;感動でしかなかったです。語学力にハンデがある以上は、出来そうなことからやるにつきます!, 英語ならまだ日本で長文や文法をしっかり叩き込んでる一方、ドイツ語は日常会話すらわからない状態だったこと、またホストファミリーからは「学校の勉強を100%こなすなら、その分、外で人と会話しなさい」と言われていたので、ドイツ語や社会の授業はリスニングだと思いながら聞いていました。, ドイツ人のティーンエイジャーは、思っていた以上に大人っぽい!!それもそのはず、ドイツでは16歳から飲酒・喫煙が許可されていて、日本のような厳しい服装マナーなどもありません。学校にたばこを吸いながら来る学生、お化粧もばっちりでスタイルも良く、日本のいもっこ高校生の私にとっては、カルチャーショックの賜物でした(笑)。もちろん学校や地域によって学生の雰囲気もかなり異なります。(それはおそらく日本でも同様ですね), 留学当時は、日本人のサッカー選手がドイツに来る時代の前で、今ほど日本のカルチャーに関するものがブレイクしていない時でした。日本という国に興味のない子にとっては「part of Asia」です。中国の近く?くらいな。, でも、結局のところ、大事なのは「自分というものがどういう人であるか」というのを少しずつ理解してもらえば、どこの国の人であろうと関係ないということが後々分かるようになりました。留学時は、私自身も子供であったし、何より語学力のハンデを打ち破る術を中々持てずにいたのでかなり苦戦していました。, そこで、体育や音楽などである共同制作などを通じて皆と一緒に努力したことが、クラスのメンバーとして認めてもらえるきっかけになったと思います。とにかく「自分のポテンシャルを探ることを諦めない」これが語学力の壁を乗り越えるポイントだと実感しています。, ギムナジウムの場合、小学校からずっと同級生ということもあり、友達同士の関係がとても密です。グループできてます(笑)。また、好き嫌いもはっきりしている(裏表がない)面もあり、「言いたいことははっきり言い合う」場面にもよく遭遇しました。日本だと、「それは言い過ぎじゃないか?言葉に気をつけなさい」と先生に言われそうなことも、学生同士が主張し合い、先生もそれを聞いているという、とてもシビアな面もあります。でもそれが逆に「お互いを認め合うため、自分の考えを伝えるため」の行動につながっています。, 留学して、アウェイ満載の環境にいると、どんどん萎縮してしまいがちですが、それは仕方ない!語学力が足りないことで、「大人しい」と言われることがどんなに歯がゆいことか^^;, 日本に興味のある学生も少なからずいます!そして、異国の留学生に興味を持って色々と教えてくれたり、仲間に加えてくれる子にも出会えました。その中で、自分の出来ることを少しずつ増やしていければ、交友関係も深まっていきます。, 私自身、留学の後半はプリペイド式のハンディ(日本のガラケー)を持つようになりました。ホストファミリーとの連絡や、日本への電話のしやすさもあったのですが、ドイツ人の高校生も携帯を持っていたので真似してみたのです。ショートメッセージでやりとりしたりなどもありました^^, また、ドイツ人の高校生の女の子は、ジーンズスタイルが多く、黒のズボンなどにシンプルなコーディネートの子が多かったので、こちらも真似して、当時日本にはまだお店がなかったH&Mなどで服を買ってみたりしました。が、私の足が短くて、試着したブーツカットの黒パンがお殿様状態になったのを覚えています(笑)。, また、学校に行く前や、友達と遊びに行くときは、よく「質問メモ」を作っていました。会話のネタを考えてましたね。また、課題が免除されていても、何となく優しそうな先生(勝手なイメージでしたが)には、トライしてみた宿題を見てもらうようにお願いしました。, 語学同様、コミュニケーションは積み重ねが大事・・・ということでしょうか。今では、同じ言語が通じる小さな子供達に苦戦する日々でもありますが、後になってほっこり振り返れるように、積み重ねていきたいものです。.

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