急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版) Guidelines for Diagnosis and Treatment of Acute and Chronic Heart Failure (JCS 2017/JHFS 2017) Copyright © 2020 お茶の水循環器内科 All rights Reserved. 2018年3月発行 2018年6月更新 より引用・作成, 従来から急性心不全と慢性心不全に分かれていた心不全診療ガイドラインが1本化された。 先天性心疾患並びに小児期心疾患の診断検査と薬物療法ガイドライン(2018年改訂版) 班長:安河内 聰 掲載:ホームページ公開のみ オリジナル版 日本心臓財団HOME > 日本心臓財団の活動 > 循環器最新情報 > 循環器病の治療に関するガイドライン・エッセンス > 急性・慢性心不全診療ガイドライン・エッセンス, 急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版) 日本心血管インターベンション治療学会 日本心臓血管外科学会 日本心臓病学会 日本心臓リハビリテーション学会 日本不整脈心電学会 ... 初期治療 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 30 2.1 酸素‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 30 表14 初期治療における酸素投与 30. *文献番号はガイドライン参照, 「日本循環器学会.急性・慢性心不全診療ガイドライン 2020/4/22(水)、心不全においてガイドライン通りの至適薬物療法の難しさを評価した研究「Assessment of Limitations to Optimization of Guideline-Directed Medical Therapy in Heart Failure From the GUIDE-IT Trial: A Secondary Analysis of a Randomized Clinical Trial」の結果をまとめました。, https://jamanetwork.com/journals/jamacardiology/article-abstract/2764433, 2020/11/14、11:00-13:30、15:00-17:30、通常通り診療です。, 2020/11/13、11:00-13:30、16:00-19:30、通常通り診療です。, 2020/11/4、マルチビタミン、マルチミネラルサプリメントの使用と自己報告健康感、臨床的に測定可能なベネフィットについて調べた研究「Self-reported health without clinically measurable benefits among adult users of multivitamin and multimineral supplements: a cross-sectional study」の要旨をまとめました。, 2020/11/3、体重変化に対してオンライン体重管理プログラムと集団健康管理の組み合わせの有用性について調べた研究「Effect of an Online Weight Management Program Integrated With Population Health Management on Weight Change: A Randomized Clinical Trial」の要旨をまとめました。, 2020/10/30、プレプロオピオメラノコルチンまたはレプチン受容体欠損による重症肥満症に対するメラノコルチン4受容体刺激薬「setmelanotide」の有効性、安全性を評価した第III相試験「Efficacy and safety of setmelanotide, an MC4R agonist, in individuals with severe obesity due to LEPR or POMC deficiency: single-arm, open-label, multicentre, phase 3 trials」の要旨をまとめました。, 2020/11/16-12/1、秋葉原、お茶の水にて「秋の秋葉原、トニカクカワイイ紅葉キャンペーン」の開催です。, 2020/11/11、神田明神にて「PlayStation 5」のグローバルローンチイベントが開催されました。, 2020/11/12、11:00-13:30、16:00-19:30、通常通り診療です。, 2020/11/11、第468回中央社会保険医療協議会総会にて経口GLP-1受容体刺激薬「リベルサス」(セマグルチド)の承認が決まりました。, 2020/11/10、2021年春、神田錦町に「サウナラボ」がオープンすることが発表されました。, 2020/10/24、慢性完全閉塞病変における冠動脈側副血行路と心筋生存能について調べた研究「Coronary collaterals and myocardial viability in patients with chronic total occlusions」の要旨をまとめました。, 2020/8/25、エベロリムス溶出性冠動脈ステント留置後、短期間の抗血小板薬2剤併用療法後、クロピドグレル単剤療法とアスピリン単剤療法を比較した研究「Clopidogrel Monotherapy vs. Aspirin Monotherapy Following Short-Term Dual Antiplatelet Therapy in Patients Receiving Everolimus-Eluting Coronary Stent Implantation」の要旨をまとめました。, 2020/8/11、経皮的冠動脈形成術後のP2Y12阻害薬投与中のアスピリンの中止の安全性と有効性について調べた研究「The Safety and Efficacy of Aspirin Discontinuation on a Background of a P2Y 12 Inhibitor in Patients After Percutaneous Coronary Intervention: A Systematic Review and Meta-Analysis」の要旨をまとめました。, 2020/7/14、急性冠症候群における経口P2Y12阻害薬の有効性と安全性について調べたメタ解析「Comparative Efficacy and Safety of Oral P2Y12 Inhibitors in Acute Coronary Syndrome: Network Meta-Analysis of 52816 Patients From 12 Randomized Trials」の要旨をまとめました。, 2020/6/22、冠動脈分岐部に対する経皮的冠動脈形成術後の臨床転帰について調べた研究「Clinical Outcomes Following Coronary Bifurcation PCI Techniques: A Systematic Review and Network Meta-Analysis Comprising 5,711 Patients」の要旨をまとめました。, 2020/5/27、複雑冠動脈病変に対する至適ステントテクニック、冠動脈内画像ガイド、前拡張、ステントサイズ、後拡張を調べた研究「Optimal Stenting Technique for Complex Coronary Lesions: Intracoronary Imaging-Guided Pre-Dilation, Stent Sizing, and Post-Dilation」の要旨をまとめました。. ョン, U40心不全ネットワーク関連企画, 第24回日本心不全学会学術集会. 【ガイドライン作成の経緯】 平成 19 年にとりまとめた「終末期医療の決定プロセスに関するガイドライン」は、平成 18 年 3 月に富山 県射水市における人工呼吸器取り外し事件が報道されたことを契機と して、策定されたもの (※) 。 TEL (03) 5324-0810  FAX (03) 5324-0822, 医療に関するご相談は、お電話ではお受けしておりません。 Copyright © 2020 お茶の水循環器内科 All rights Reserved. http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000173149.pdf)」より, (Mebazaa A, et al. 脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る診療提供体制の在り方について(平成29 年7 月). 従来から急性心不全と慢性心不全に分かれていた心不全診療ガイドラインが1本化された。 これは、急性心不全の多くが慢性心不全の急性増悪であり、急性期から慢性期までシームレスな治療の継続が必要であることから、診療ガイドラインも急性と慢性の2 (2017 年改訂版http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2017_tsutsui_h.pdf (2018 年12 月閲覧)」 2020/3/13(金)、日本循環器学会「2020年JCSガイドラインフォーカスアップデート版冠動脈疾患患者における抗血栓療法」の内容をまとめました。2020/3/13(金)、日本循環器学会から6本のガイドラインのアップデートがありました。→http://www.j-circ.or.jp/guideline/index.htm ・日本循環器学会「2020年JCSガイドラインフォーカスアップデート版冠動脈疾患患者における抗血栓療法」→http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2020_Kimura_Nakamura.pdf今回の「2020年JCSガイドラインフォーカスアップデート版冠動脈疾患患者における抗血栓療法」は、「急性冠症候群ガイドライン(2018年改訂版)」「安定冠動脈疾患の血行再建ガイドライン(2018年改訂版」から新たな知見をまとめ、フォーカスアップデートとして作成されたものです。2019年の「学術研究コンソーシアムによる高出血リスク患者についてのコンセンサスドキュメント」(Academic Research Consortium for High Bleeding Risk: ARC-HBR)の評価基準を参考に、「日本版HBR評価基準」を作成、急性冠症候群と安定冠動脈疾患を併記、時系列に沿った実臨床に即した項立て、簡易フローチャート、「周術期の抗血栓療法」を新設、「慢性冠症候群(Chronic Coronary Syndrome: CCS)」の名称の採用は見送られました。【リスク評価(出血リスク・血栓リスク)】 「日本版高出血リスク(HBR)評価基準」として、主要項目14項目と副次項目6項目に分けて具体的に記載されました。主要項目:低体重、CKD(eGFR高度低下、透析)、貧血、心不全、抗凝固薬の長期服用、PVD、6カ月以内の非外傷性出血の既往、脳血管障害、血小板減少症、活動性悪性腫瘍、門脈圧亢進症を伴う肝硬変、慢性の出血性素因、DAPT期間中の延期不可能な大手術、PCI施行前30日以内の大手術または大きな外傷副次項目:年齢、CKD(eGFR中程度低下)、軽度貧血、NSAIDs・ステロイド服用、12ヶ月以内の非外傷性出血の既往、主要項目に該当しない 虚血性脳卒中の既往「日本版高出血リスク(HBR)評価基準」では、上記の少なくとも主要項目1つ、あるいは副次項目を2つ満たした場合に高出血リスク(HBR)と定義すると定められました。 高出血リスク(HBR)をふまえた PCI 施行後の抗血栓療法としては、上記のように、日本版HBR評価基準にて高出血リスクなしの場合、血栓リスクが高い場合はDAPT3-12ヶ月その後SAPTへ、血栓リスクが低い場合はDAPT1-3か月その後SAPTへ切り替え、日本版HBR評価基準にて高出血リスクありの場合、経口抗凝固薬服用ありの場合は入院中3剤併用、経口抗凝固薬+クロピドグレルまたはプラスグレル12ヶ月その後経口抗凝固薬単独へ、経口抗凝固薬服用なしの場合DAPT1-3か月その後SAPTへ、経口抗凝固薬単独の場合には可能であれば直接経口抗凝固薬を推奨、と記載されました。詳しくは下記の図とフローチャートをご覧ください。, 【負荷投与】負荷投与(loading dose)としては、主に経皮的冠動脈インターベンション(PCI)を行う場合に、少しでも早く抗血小板効果を発揮させるために、早期に維持容量の2-5倍程度の抗血小板薬を投与することです。バイアスピリン162-324 mg、プラスグレル20mg、クロピドグレル300mg、(チカグレロル180mg)があります。バイアスピリンに関しては、有用性は明らかであるので、PCI施行予定の有無にかかわらず、確定診断に至らなくてもACSが強く疑われる時点で速やかにアスピリン投与が推奨されています。【抗血小板薬2剤併用療法、抗血小板薬単剤療法】ACS患者におけるDAPT継続期間については従来と大きく変わりません。心房細動患者に対してPCIを行った場合、出血リスクが高い場合には1ヶ月以上の抗凝固薬とDAPTの3剤併用は推奨されないと明記されました。・冠動脈ステント留置後は、アスピリン (81-162mg/日)とプラスグレル(3.75 mg/日)またはクロピドグレル(75 mg/日)を3-12ヵ月間併用投与する(推奨クラスI、エビデンスレベルA)・DES留置後、出血リスクが高い患者に対して、DAPTは1-3ヵ月間に短期化す る(推奨クラスI、エビデンスレベルA) ・禁忌がないかぎり、無期限にアスピリン81-162 mg/日を経口投与する(推奨クラスI、エビデンスレベルA)・左室、左房内血栓を有する心筋梗塞患者、重症心不全患者、左室瘤を合併する患者、人工弁置換術後の患者に対してワルファリンを併用する(推奨クラスI、エビデンスレベルB) ・心房細動を合併する出血リスクが高いPCI 施行患者に対して、抗凝固薬とDAPTの3剤併用は 1ヵ月以上長期継続すべきではない(推奨クラスIII Harm、エビデンスレベルB) 【抗凝固薬服薬患者】・心房細動に対する抗凝固薬の選択において、ワルファリンよりもDOACを優先する(推奨クラスI、エビデンスレベルA) ・左室・左房内血栓を有する心筋梗塞患者、重症心不全患者、左室瘤を合併する患者、人工弁置換術後(機械弁)の患者に対して、急性冠症候群・冠血行再建後に抗血小板薬とワルファリンを併用する (推奨クラスI、エビデンスレベルB)・抗血小板薬投与中のワルファリン投与ではPT-INRの目標値を低め(2.0-2.5)に設定し、至適範囲内時間(TTR)を65%以上としてもよい(推奨クラスIIb、エビデンスレベルC) ・慢性期(1年以降)の心筋梗塞患者、ステント留置患者、CABG施行患者、および冠血行再建術を受けていない冠動脈疾患患者に対して、抗凝固薬を単剤で投 与する(推奨クラスI、エビデンスレベルB) 【心臓手術・非心臓手術における周術期の抗血栓療法】待機的非心臓手術施行時の周術期における抗血栓療法に関しては、従来通りですが、可能な限りPCIから6か月後以降に手術を延期すること、1ヶ月以内は避けなければならないことが明記されました。新しいエビデンスによりワルファリンのヘパリン置換は推奨されていないことも明記されました。 ・DES留置後にP2Y12受容体拮抗薬の休薬を要する待機的非心臓病手術を行う患者に対して、可能であれば手術はDES留置後6ヵ月以降に延期する(推奨クラスI、エビデンスレベルB) ・ ヘパリンによる抗血小板薬の代替療法は、ステント血栓症を予防するうえで の有効性は示されていないため推奨されない(推奨クラスIII No benefit、エビデンスレベルB) ・ 心房細動患者において、手術前のヘパリンによるワルファリンの代替療法は、 心血管イベント減少に寄与せず周術期の出血性合併症を増加させる可能性があるため推奨されない(推奨クラスIII No benefit、エビデンスレベルB)・冠動脈ステント留置後1ヵ月以内の患者に対して、待機的非心臓手術を施行すべきではない(推奨クラスIII Harm、エビデンスレベルB) 【抗血小板薬】 術前の休薬について、非心臓手術でのアスピリン継続は出血リスクを1.5倍に増加させたが重篤な事象には至らなかったという報告、アスピリン中止により心イベントが約3倍増加することから、多くの非心臓手術において周術期にも継続することが原則とされていますが、出血リスクが高い手術では手術の7日前からのアスピリン休薬を考慮します。P2Y12受容体拮抗薬では、チカグレロルでは遅くとも3日前、クロピドグレルでは遅くとも5日前、プラスグレルでは遅くとも7日前からの休薬を考慮します。詳しくは下記のフローチャートをご覧ください。, 【抗凝固薬】抗凝固薬を服用中の患者が、抜歯や体表手術など出血リスクの極めて低い(あるいは止血が容易に行える)手術を受ける場合、抗凝固薬は中断しないことが推奨されますが、出血リスク、クレアチニンクリアランスに応じて最終服薬からの時間を24時間(1日)、36時間(1.5日)、48時間(2日)、72時間(3日)、96時間(4日)で調整します。ワルファリン服用患者では手術前3-5日の服用中止を考慮します。従来、ワルファリン内服者では周術期のヘパリン置換がありましたが、2016年発表の「BRIDGE試験」において、周術期にワルファリンのヘパリン置換を行う群と行わない群で30日以内の血栓塞栓症に差はなく、一方でヘパリン置換による出血イベントが有意に増加したことから一律なヘパリン置換は推奨されないことに変わりました。詳しくは論文をご覧ください。「Bridging Anticoagulation in Patients with Atrial Fibrillation」→https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMc1513255 人工弁置換術後の場合等で確実な抗凝固療法の継続が必要とされる患者では従来通りヘパリン置換が行われる可能性があります。ワルファリンではなくDOACでは、手術前は短期間の休薬で管理が可能であり、ヘパリン置換は不要とされています。DOACの中でダビガトランは特異的中和剤イダルシズマブがあります。術後は原則的に出血がコントロールされていれば6-8時間後から抗凝固薬は再開可能とされていますが、術後の出血リスクに応じて、24時間(1日)、48時間(2日)、72時間(3日)後あたりから再開とする場合もあります。その他、待機的手術における抗凝固薬の術前の休薬時期と術後の再開時期について詳しくは下記の図をご覧ください。, 全体としては、大出血のリスクが「日本版HBR評価基準」として半定量化されたこと、術前の休薬の必要性の有無と期間、術後の再開の目安に関してフローチャート化されてよりわかりやすくなったこと、ワルファリンのヘパリン置換は推奨されていないこと、ダビガトランは特異的中和剤イダルシズマブの登場、などが新しい知見です。詳しくは日本循環器学会「2020年JCSガイドラインフォーカスアップデート版冠動脈疾患患者における抗血栓療法」をご覧ください。日本循環器学会「2020年JCSガイドラインフォーカスアップデート版冠動脈疾患患者における抗血栓療法」→http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2020_Kimura_Nakamura.pdf. 急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版) Guidelines for Diagnosis and Treatment of Acute and Chronic Heart Failure (JCS 2017/JHFS 2017) 急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版) Guidelines for Diagnosis and Treatment of Acute and Chronic Heart Failure (JCS 2017/JHFS 2017) 心不全診療ガイドラインを 1本化すると共に, 7年ぶりに全面的に改訂し,2018年3月に「急 性・慢性心不全診療ガイドライン( 2017年改訂 版)」として公表した.本ガイドラインは,欧米 の最新のガイドラインを踏まえつつ,我が国に 群の心不全発症ハザード比は0.73(95%信頼区間0.27- 1.97)であった.またメトホルミン治療群では従来療法 群との比較で心筋梗塞発症は有意に減少しており,絶 74, Suppl. 第2会場 10月16日(金)14:30-16:00 「2020年現在の心不全患者に対する睡眠時無呼吸診療のあり方」 座 長: 安藤 眞一(九州大学病院 睡眠時無呼吸センター) 木原 康樹(神戸市立医療センター中央市民病 … 2020/4/22(水)、心不全においてガイドライン通りの至適薬物療法の難しさを評価した研究「Assessment of Limitations to Optimization of Guideline-Directed Medical Therapy in Heart Failure From the GUIDE-IT Trial: A Secondary Analysis of a Randomized Clinical Trial」の結果をまとめました。ガイドライン指示通りの薬物療法(guideline-directed medical therapy: GDMT)は心不全、駆出率低下の転帰を改善しますが、治療不足(undertreated)の場合も多いです。「GUIDE-IT」(Guiding Evidence-Based Therapy Using Biomarker Intensified Treatment)試験では、ガイドライン指示通りの薬物療法に対して最適化するために、NT-proBNP濃度を指標とした治療戦略が転帰を改善するかどうかを調べました。2013年から2016年まで、アメリカ、カナダ、45施設にて、無作為化臨床試験を実施しました。駆出率40%以下に低下した心不全894例を対象に、NT-proBNP濃度を1000pg/dL未満に維持することを目標とした治療と、従来治療とに無作為に割り振りました。二次解析としては薬物療法の滴定、介入がどうして転帰を改善しなかったのか理由を考えました。結果、838例を解析、男性566(67.5%)、平均年齢62.0歳、24ヶ月間で6223回の外来受診がありました。心不全治療の調整は、NT-proBNP 1000pg/dLを越えている862例(96.4%)において、5218回の外来受診うち2847回(54.6%)実施されました。ほとんどの調整は最初の6ヶ月間以内、特に最初の6週間以内に実施れました。調整がなかった場合の最も多くの理由は、臨床的に落ち着いていたから、またはすでに最大耐量の治療がなされていたからでした。ガイドライン指示通りの至適薬物療法を達成していたのはたった130例(15.5%)でした。具体的には、β遮断薬、ACE阻害薬、ARB、ミネラルコルチコイド拮抗薬、6ヶ月後時点でをターゲット投与量の50%以上投与していることです。ベースラインの79例(8.9%)からは増加していましたが、両群間で差を認めませんでした。高用量のβ遮断薬は心不全入院と心血管死の複合転帰(HR 0.98 95%CI 0.97-1.00 P=0.008)、全死亡(HR 0.97 95%CI 0.95-0.99 P=0.01)のリスク減少を認めました。高用量のACE阻害薬(HR 0.84 95%CI 0.75-0.93 P<0.001)、ARB(HR 0.84 95%CI 0.71-0.99 P=0.04)は全死亡低下と関連を認めました。ミネラルコルチコイド拮抗薬の投与量を増やしても転帰の向上との関連は認められませんでした。アプローチの仕方に関わらず、NT-proBNP濃度の上昇がわかっていたとしても、ガイドライン指示通りの至適薬物療法を受けている例は多くないことがわかりました。この結果は心不全において薬物療法の効果をさらに最大化させるための機会が残されていることを示唆しています。「GUIDE-IT」試験は治療利益の達成は出来ないでしょう。なぜなら、実臨床において治療イナーシャ(therapeutic inertia)、または現在のガイドライン指示通りの薬物療法のゴール設定が非現実的であるからですと論文ではまとめています。詳しくは論文をご覧ください。https://jamanetwork.com/journals/jamacardiology/article-abstract/2764433β遮断薬、ACE阻害薬、ARB、ミネラルコルチコイド拮抗薬は、全ての心不全治療の基本薬ですが、実臨床では全て投与されていないことも少なくありません。至適薬物療法の達成率は15.5%しかなかったという報告です。確かに、β遮断薬の増量は本来は最大を目指すべきですが、増量のタイミングを失ってしまうとそのままになっていることはしばしばあります。この研究ではNT-proBNPが1000を超えていたら処方を見直すというプロトコルにしていますが、よく問診をするとNT-proBNPが300や400を超えたあたりから軽度の心不全症状は出ていることが多いので、さらにきめ細やかな調整は可能だと感じています。新薬の開発等だけではなく、既存にあるものが十分に活用されていない、既存にあるものでさらに治療効果を改善する余地が残っているという研究のアプローチは興味深いです。詳しくは主治医までご相談ください。.

欅 坂 46 新2期生人気 13, 犬 くしゃみ 動画 41, 大和ハウス 審査 同棲 19, チャート紙 S7 と は 4, ドラクエ10 しぐさ やり方 11, 単 二 電池 100均 6, Scansnap Manager 使い方 8, Jal City つくば 4, 神奈川 高校サッカー リーグ 仕組み 9, バイク トライアル パーツ 4, Xperia X10 Ii 発売日 ドコモ 9,